資産の全体像

全社システム資産マップ

どのシステムを減らすかを決めるには、まず全体に何があるかを把握する必要があります。 このページでは、花ノ木製菓 の基幹システムを領域ごとに並べ、どこまで調べ終わっていて、どこがこれからかを示します。 評価が終わっているのは 領域A〜E(商品原材料・受注需給・生産製造・物流トレーサビリティ・販売債権採算)と共通基盤です。リテールや海外事業・ERPを含む残りの領域は、第2クールの全社スクリーニングで調べます。

把握状況サマリー

評価完了の領域

6領域/ 全体の領域数は未確定

2026年7月4日 時点

領域A〜Eと共通基盤。全体の領域数はスクリーニングで確定します

棚卸し済みプログラム

560領域A〜Eと共通基盤

2026年7月4日 時点

全社の一部です。残りの領域はこれから調べます

推定判定済み

373/ 560本

2026年7月4日 時点

推定現役 252 / 推定休眠 72 / 推定死亡 49

削減・統合の余地

約3割採点済み 373本のうち

2026年7月4日 時点

採点済みのうち32.4%が動いていないと見られます。全社の値はこれから出します

資産ツリーマップ(どこに資産が集まっているか)

外枠が業務領域、内側の1マスがシステムで、面積はプログラムの本数(560本)です。依存の線は引いていません。プログラムの量がどこに集まっているかだけを見る図です。「死活の推定」に切り替えると、各マスが「使われている証拠がない割合」で色分けされます。割合が低いほど青、高いほど赤です。

塗り分け
  • A · 商品・原材料管理116
  • B · 受注・需給計画106
  • C · 生産・製造85
  • D · 物流・トレーサビリティ84
  • E · 販売・債権・採算95
  • 共通・その他74
A · 商品・原材料管理 (116)原材料・配合 — 領域A: 商品・原材料管理 / 32本原材料・配合商品マスタ — 領域A: 商品・原材料管理 / 27本商品マスタ規格書・表示 — 領域A: 商品・原材料管理 / 23本規格書・表示売価管理 — 領域A: 商品・原材料管理 / 18本売価管理包装資材 — 領域A: 商品・原材料管理 / 16本包装資材B · 受注・需給計画 (106)受注管理 — 領域B: 受注・需給計画 / 27本受注管理購買・調達 — 領域B: 受注・需給計画 / 24本購買・調達需要予測・販売計画 — 領域B: 受注・需給計画 / 21本需要予測・販売計画販促・特売管理 — 領域B: 受注・需給計画 / 21本販促・特売管理得意先・帳合 — 領域B: 受注・需給計画 / 13本得意先・帳合C · 生産・製造 (85)製造指図 — 領域C: 生産・製造 / 22本製造指図生産計画 — 領域C: 生産・製造 / 17本生産計画品質・検査 — 領域C: 生産・製造 / 17本品質・検査歩留・ロス — 領域C: 生産・製造 / 16本歩留・ロス工程・設備 — 領域C: 生産・製造 / 13本工程・設備D · 物流・トレーサビリティ (84)入出荷管理 — 領域D: 物流・トレーサビリティ / 24本入出荷管理ロット・トレーサビリティ — 領域D: 物流・トレーサビリティ / 18本ロット・トレーサビリティ倉庫・ロケーション — 領域D: 物流・トレーサビリティ / 17本倉庫・ロケーション賞味期限管理 — 領域D: 物流・トレーサビリティ / 16本賞味期限管理配車・輸送 — 領域D: 物流・トレーサビリティ / 9本配車・輸送E · 販売・債権・採算 (95)請求・売掛 — 領域E: 販売・債権・採算 / 27本請求・売掛リベート・販促費 — 領域E: 販売・債権・採算 / 19本リベート・販促費入金消込 — 領域E: 販売・債権・採算 / 18本入金消込売上分析・採算 — 領域E: 販売・債権・採算 / 18本売上分析・採算原価計算 — 領域E: 販売・債権・採算 / 13本原価計算共通・その他 (74)マスタ管理 — 共通・その他 / 18本マスタ管理EDI・流通BMS — 共通・その他 / 17本EDI・流通BMSバッチ基盤 — 共通・その他 / 16本バッチ基盤帳票基盤 — 共通・その他 / 12本帳票基盤認証・権限 — 共通・その他 / 11本認証・権限
データ表で見る(領域・サブシステム別の本数と死活の内訳)
領域サブシステム本数推定現役推定現役(部分証拠)推定休眠推定死亡証拠不足(未採点)
A · 商品・原材料管理原材料・配合32178520
A · 商品・原材料管理商品マスタ27134433
A · 商品・原材料管理規格書・表示23115340
A · 商品・原材料管理売価管理1852353
A · 商品・原材料管理包装資材1634531
B · 受注・需給計画受注管理27165330
B · 受注・需給計画購買・調達24103542
B · 受注・需給計画需要予測・販売計画2194161
B · 受注・需給計画販促・特売管理21106122
B · 受注・需給計画得意先・帳合1382120
C · 生産・製造製造指図2283416
C · 生産・製造生産計画17110303
C · 生産・製造品質・検査17104102
C · 生産・製造歩留・ロス1663205
C · 生産・製造工程・設備13111010
D · 物流・トレーサビリティ入出荷管理24147012
D · 物流・トレーサビリティロット・トレーサビリティ1896003
D · 物流・トレーサビリティ倉庫・ロケーション17103103
D · 物流・トレーサビリティ賞味期限管理1657103
D · 物流・トレーサビリティ配車・輸送972000
E · 販売・債権・採算請求・売掛27123525
E · 販売・債権・採算リベート・販促費1966322
E · 販売・債権・採算入金消込1892322
E · 販売・債権・採算売上分析・採算1865205
E · 販売・債権・採算原価計算1334321
共通・その他マスタ管理1867320
共通・その他EDI・流通BMS1749400
共通・その他バッチ基盤1621328
共通・その他帳票基盤1263300
共通・その他認証・権限1156000

死活は2026年7月4日時点の推定です。3区分(推定現役 / 推定休眠 / 推定死亡)の採点が付いていないプログラムは、次の2つに分けて数えています。「推定現役(部分証拠)」は、他プログラムからの呼び出し・テーブル操作・仕様書のどれかが見つかったものです。「証拠不足」は、どれも見つからなかったものです。使われていない可能性が高いものの、確定するには実行ログとDBのデータが要ります。

領域を調べる5つのステップ

どの領域もこの5ステップで進めます。評価済みの領域(A〜Eと共通)はステップ3まで終わり、いまは処置の方針を検討しています。全社はこれからステップ1(棚卸し)に着手します。

ステップ内容評価済み領域全社
1. 資産の棚卸しプログラム・DB・仕様書を集めて、依存関係から全体の構成を組み直します完了完了
2. 環境の再現と裏取り本番に触らない複製環境を作り、実データや実行ログと突き合わせます完了完了
3. 死活の推定判定5つの証拠で採点し、推定現役 / 推定休眠 / 推定死亡に分類します完了完了
4. 処置方針の決定廃止・維持・ラップ・改修・刷新のどれにするかを領域ごとに決めます完了進行中
5. 安全な切り替え新旧を並行して動かし、結果の差を見ながら段階的に切り替えます。問題があれば戻せます進行中予定

領域ごとの状況

領域は業務のまとまりでシステムを区切った単位です。スクリーニングが進むたびに、ここに領域を追加します。

領域A: 商品・原材料管理

推定判定 完了

商品マスタと配合(レシピ)、原材料、規格書・表示、包装資材を扱う領域です。表示改訂と終売・リニューアルを何度も重ねてきたため、廃番品や旧表示を前提にした処理が層になって残っています。

棚卸し済み 116 推定判定 86 本 / 未採点 30
推定現役 49推定休眠 20推定死亡 17
  • 採点86本のうち37本(43.0%)が動いていないと見られます。6領域で最も削減の余地があります

領域B: 受注・需給計画

推定判定 完了

量販・CVS本部からのEDI受注、需要予測と販売計画、原材料の購買、特売・販促の管理を扱う領域です。商売の本線にあたるため改修が続いており、比較的動いているものが多く残っています。

棚卸し済み 106 推定判定 81 本 / 未採点 25
推定現役 53推定休眠 11推定死亡 17
  • 採点81本のうち28本(34.6%)が動いていないと見られます

領域C: 生産・製造

推定判定 完了

生産計画から製造指図、工程・設備の実績、品質検査、歩留・ロスまでを扱う領域です。工場ごと・ラインごとに増築してきたため、設備ベンダー由来の実績収集と Excel の日報が併走している部分が残っています。

棚卸し済み 85 推定判定 58 本 / 未採点 27
推定現役 46推定休眠 10推定死亡 2
  • 採点58本のうち12本(20.7%)が動いていないと見られます

領域D: 物流・トレーサビリティ

推定判定 完了

入出荷、倉庫のロケーション管理、ロット追跡、賞味期限の判定、配車・輸送を扱う領域です。止まると当日の出荷が止まり、ロットが追えなくなると回収の判断ができないため、減らす対象ではなく、守って中身を見えるようにする対象です。

棚卸し済み 84 推定判定 48 本 / 未採点 36
推定現役 45推定休眠 2推定死亡 1
  • 採点48本のうち動いていないと見られるのは3本(6.3%)だけです。ほぼ全部が現役です

領域E: 販売・債権・採算

推定判定 完了

請求・売掛、入金消込、リベートと販促費の精算、原価計算、商品別・得意先別の採算を扱う領域です。得意先ごとの取引条件が変わるたびに集計処理が足されてきたため、似た計算が並んで残っています。

棚卸し済み 95 推定判定 60 本 / 未採点 35
推定現役 36推定休眠 16推定死亡 8
  • 採点60本のうち24本(40.0%)が動いていないと見られます

共通・その他(全社基盤)

推定判定 完了

マスタ管理・帳票基盤・EDI/流通BMS・認証/権限・バッチ基盤を扱う領域です。全領域がここに依存している一方で、使われないまま残ったプログラムが最も溜まりやすい場所でもあります。

棚卸し済み 74 推定判定 40 本 / 未採点 34
推定現役 23推定休眠 13推定死亡 4
  • 採点40本のうち17本(42.5%)が動いていないと見られます。基盤の刷新はここから始めます

リテール・海外事業・ERP(スクリーニング済み)

調査中

直営店とEC(リテール事業)、海外事業(輸出・現地法人)の業務システム、ERP(財務会計/人事給与)、情報系など、PoCの対象外だったシステムです。第2クールの全社スクリーニング(2026年8〜9月)で棚卸しと領域の定義を終え、領域ごとの削減・統合の候補を洗い出しました。判定データのサイトへの反映は順に進めていて、いまは評価済みの6領域分を載せています。

いつ何を決めるか

3か月ごとに区切って進めます。第1クール(7〜9月)は全社スクリーニングと、評価済み領域の改善への着手です。第2クール(10〜12月)は優先度の高い領域を詳しく調べ、削減を実行します。年明けからは本格的な実行に入ります。

  1. 2026年7月

    全社スクリーニング開始(現地調査とAI解析)

  2. 2026年9月

    ヒートマップ完成。どこから止めるかの判断材料が揃う

  3. 2026年10月

    経営層が止める順番を決定

  4. 2026年12月

    第2クール完了。次年度の中期経営計画とIT投資計画に反映

  5. 2027年1月〜現在

    削減と刷新の実行(進行中)

  6. 2027年4月〜

    第3クール。リテール・ERP領域の刷新に着手

詳細は資産評価レポートの次フェーズ計画を参照してください。

領域A・Bで進めていること

全社スクリーニングと並行して、評価が終わっている領域A・Bでは次の作業を進めます。進み具合はこのページで更新します。

  • 推定死亡49本の廃止

    2026年11月に40本を止め、影響がないことを確認して廃止しました。残り9本は現場確認で使用中と分かったため、監視を続けています

    完了
  • 構成管理(Git)の導入と正本の確定

    本番モジュールをSHA256で照合し、どれが正本かを特定しました。提供されていなかった187本のうち152本を回収し、35本は現存しないと確認しました

    完了
  • 依存グラフの運用開始

    影響範囲を調べるときの標準手順として、情報システム部門に展開しました

    完了
  • ステージング環境の構築

    本番と同じ構成の検証環境です。新旧を並行して動かすときに使います(2027年3月完成予定)

    進行中

この判定は 2026年7月4日 時点(資産評価PoC)の推定です。ご提供いただいた資料(ソースコード・DBデータ・2026年4〜5月の実行ログなど)の範囲で判断したもので、実際に動いているかどうかを確認したものではありません。このページの数値は 2026年7月4日 時点の解析結果です。対象は領域A〜Eと共通基盤で、全社スクリーニングが進むたびに更新します。

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